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2.ピアノについて

     1.こどものピアノ
     2.英語でピアノを教える
     3.大人のピアノ
     4.音大受験/教員試験対策

     5..グランドピアノとアップライトピアノってどこがちがうの?

1.こどものピアノ
     当教室では、将来音楽が楽しめる(好きな曲が自分で練習できる位の読譜力がある、練習方法がわかる、みんなとアンサンブルができる)人になってほしいと思って教えています。

小学校中学年/高学年からピアノは習えるのか?という質問が多いのですが、あみかではお引き受けしております。高学年になって習い始めたいと思う方は小学校の先生になりたいとか保育士さんになりたいなど目的がはっきりしている人が多いので頑張る子が多いです。

私は才能があっても努力しない子は引き受けたくありませんが、才能がなくても努力できる生徒はすばらしいと考えます。よく、「○才では遅すぎますか?」という相談がインターネットの掲示板をにぎわせていますが、何に対して遅すぎるのかもう少し具体的にご相談くださると助かります。

     楽譜が読めることを重要と考えていますので、小学校にあがってから習い始める生徒さんには学校の教科書や既成のソルフェージュテキストを使用しながら知っている曲をドレミで歌えるように練習しています。必要に応じて、リコーダーもソルフェージュの一環として教えています。

     絶対音感を身に付けさせたいとお考えの方がいらっしゃいます。当教室ではドレミで歌うこと以外、特別な訓練はしておりませんが、通常幼稚園位から始めると身に付くようです。大手のピアノ教室などが早期教育を薦めるのはこのためです。こどもの耳は3歳くらいから6歳の間に大人の耳に成長しきってしまうことが明らかになっています。ですから例えば小学校高学年で訓練しても、あまり効果は期待できないのです。御茶ノ水大の調べでは小学校6年生から訓練して絶対音感がついた人はほとんど0%でした。
     最近は学校の成績で良い成績をとることはあまり評価されないようですが、絶対音感と知能の研究もかなり解明されてきたようですね。

絶対音感をつけさせたいと必死で訓練している親を見ると、私の頭は?マークで一杯になりますが、歌やピアノが楽しくて仕方のない子は、いつも気がつけば歌っていますから、それ=音楽に触れる時間が長い=練習時間が長いみたいなもので、身につくのだと思います。
ただ自分が持っていて便利だと感じているのでつけてあげたいと思っています。現在音楽を生業にしている50代以下の人は持っている人が多いので、その中で持っていないとなにかとたいへんだろうなと思います。それはクラシックに限ったことではなくてポップスをやっている人達も楽譜が読めなくても耳コピして再現してしまうような人ばかりですから。
絶対音感がつく時期を逃してしまった人は、別に気にしないで、相対音感をつければいいと思います。絶対音感を持っていない音楽家は普通にいます。声楽家などは持って生まれ持った声の資質が大きいので、大人になってから突然見出されて歌を職業にする人がいます。




早期教育を薦める理由はもうひとつあります。幼児の手の骨は軟骨でできていますが、これが硬骨化するまで(10歳位?)に訓練をすることによって早く動く指が出来上がるというわけです。(こちらの話は科学的に立証されているかどうかはわかりません。子どもの時にそう言われました)

     リトミックについては、幼稚園位の子が習い始める場合、通常どこの教室も導入していると思います。なぜならピアノに限らず音楽を学ぶ場合、リズム感は音感と同様「音楽の基礎」だからです。リズム遊びが大好きな子が多いですから、それをレッスンに利用しない手はありません。あみかでも当然行っています。
リトミックを専門に学んだ先生が教えている教室もありますし、4年制の音楽大学でピアノを専攻した先生も、短大の保育科を卒業した先生も、特に専門機関で音楽やピアノを勉強したことはないけれど腕に覚えたがあるので教えている先生も行っていると思います。(別に国家試験はありませんので、看板を掲げてしまえばできてしまうのがピアノ教師です。)
リズム感のいい子はすぐにピアノが上手になりますから、基礎を作る上でリズム感を養うことは自然なアプローチだと思います。

お家の方が気をつけてあげることは、音楽をいっぱい聞かせてあげることです。それと歯磨きと同じで毎日継続することが大切なので、お家の方にしっかり管理するようお願いします。(お家の方が子供と一緒に頑張ることで、しばしば有名な音楽家が輩出されていることはご存知のことと思います。バッハしかり、ベートーベンしかり、中村紘子、五嶋 みどり、辻井伸行etc.)

     ぱっと見てぱっと弾けること(初見視唱/演奏)と、ピアノを上手に弾くことは別のことと考えています。これも毎回新しく習う曲を弾くことで練習しています。また、音大に進めるほど上手にピアノを弾ける子が、歌に簡単な伴奏をつけられないのをよく耳にします。これは与えられた教材だけを練習していて遊びが足りなかったせいだと考えています。生徒の進み具合によっては学校の教科書に簡単な伴奏をつける練習をしていますし、コードネームを教えて伴奏付けの練習をしています。コードネームの知識があると、音楽的センスがなくとも伴奏がつけられるようになるので便利ですね。私も助けられている1人です。

     あみかでピアノと英語の両方習っている生徒には、ピアノのレッスンのときも英語を使うように心がけています。教則本の中には輸入版に日本語訳をつけて市販しているものがあるのでそれを使ったり、英詞のある曲であれば英語で歌います。
幼稚園年長で習い始めて今度小学3年になる生徒は、最近英語でピアノレッスンをし始めました。Please play from the beginning. You are hitting the wrong key. Please play smoothly.程度の簡単な英語なので対応できていますし、レッスンの最初にはWhat time did you get up this morning? What did you do then?レッスンの終わりにはWhat will you do today?など毎回尋ねるので復習になるようです。

2.英語でピアノを教えることは、
     英語が話せない子供にはしていません。
(ご希望でしたらそれは可能です。アメリカの子供達にピアノを教えていましたから)
テレビで、学校の授業をすべて英語で行っている国内の学校の特集がありました。先生曰く、「ここの生徒はよくできる生徒ばかりです。だから英語の授業でもなんとかついてこれるのであって、これが普通の生徒となると疑問です」とおっしゃっていましたが、私も同感です。

英語でピアノを教えることは可能ですし、英語が理解できる生徒には英語と日本語ミックスですが行っています。(英語と日本語ミックス?てどんなレベル?とお思いになるかもしれませんが、半々です。とっさに出てくる言葉が日本語なら日本語、英語なら英語で続く限りということです。なんだあ?それ?とお思いになるかも知れませんが、国際結婚の夫婦間の子供はそんな環境の中で育つ場合もよくあります。それを悪いとおっしゃる方もいらっしゃいますが、そんな状態でスタートして、生徒の英語力がついてくれば英語に完全移行します。)

しかし、英語が理解できない生徒の場合この方法をとると、1つだけ習う場合に比べれば、両方とも学習速度が遅くなるということを覚悟していただきたいです。

知り合いに子育てをニューヨークでしなくてはいけない親子がいましたが、日本語を聞く/話すチャンスも少ないし、英語を聞く/話すチャンスも、日本語に時間を割かなくてはいけない分少なくなる結果、言葉が遅いと心配していました。
英語圏で学校に通う人達は、2ヶ国語を両方自由に操るレベルにするために、土日も休みを返上して補習を受けています。それなりに努力はしないとどうにもなりません。




3.大人のピアノ
          
現代はいろいろな差別が少なくなりつつあります。年齢もそうです。今まで家族や会社のためにつくしてきたあなた、今度は自分のために始めてみませんか?思った時が始める時期です。子供や孫と連弾してみたい。歌を伴奏できるようになりたい。配偶者のバンドにキーボードで参加したい。子供の時からずっとあこがれていた曲に挑戦したい。どんな理由でもかまいません。一緒に頑張ってみましょう。年代も、駆け出しの社会人から、子育て一段落世代、リタイヤ世代、どの世代だっていいんです。「年甲斐もなく」という壁を作っているのはあなた自身ではないですか。時代は年齢にやさしくなってきましたよ。

     最近はバイエル以外にも大人用の教材がいっぱい開発されていて、知っている曲で練習できるようになりました。難しい曲も初心者用に簡単にしてあります。分野もクラシックに限らずいろいろなものが手に入ります。明治大正昭和の文部省唱歌、歌謡曲、洋楽、映画音楽、Jポップ、ジャズ、ボサノバなどもピアノで弾けるようになります。憧れの曲ももうすぐです。
     NHKの趣味悠々などでも簡単なピアノ曲が取り上げられるようになりました。ひとりで悶々としていないで、あみかにいらしてください。テレビとあみかで相乗効果大ですよ。


     大人の方が始めるときに少し心に留めていただきたいことを2つ御紹介します。
子どもと違って、上達速度は年々遅くなります。特に運動能力(指を早く動かす、リズムに乗ることなど)は何もしなければ失われるばかりです。それは自然の法則だから仕方のないことです。でも忘れないでいただきたい事実です。楽しいシニアライフを送るためには、気持ち早めにスタートすることをお勧めします。シニアライフなんてまだ30年も先の話だという方はすみません。不特定多数の方対象に書いているものですから。でも子育ての最中に子供と一緒に習ったおかげで、改めて習いたくなったとおっしゃる生徒さんもいらっしゃるんですよ。


また、リハビリや脳トレにも指先の運動が取り入れられているのをご存じですよね?デイケアなどに行くと折り紙や手芸などたくさん取り入れられていますね。折り紙や手芸は嫌だけどピアノはいいとおっしゃる利用者の方も意外に多いそうです。


4.音大受験/教員試験対策
     音大受験のためのソルフェージュや聴音、楽典等の勉強をサポートします。ピアノの指導が手一杯でソルフェまで手の回らないピアノの先生方、どうぞあみかをご利用ください。

教員試験は弾き語りです。ピアノだけ弾けても歌のほうがおそまつでは合格になりません。あみかの講師は声楽も専門に勉強したので、ピアノと声楽両方指導することが可能です。声楽家のような朗々とした声は残念ながら持ち合わせていないですが、歌い方は指導できます。短期集中レッスンも個人の教室ですから可能です。遠慮なくご相談ください。

5.グランドピアノとアップライトピアノってどこかちがうの?
     ピアノを習っているのに、教室にグランドピアノがないところがあるので、少し記述します。
厳密な話をすればグランドピアノとアップライト(縦型のピアノ)は天と地の差ほどあります。更にアップライトピアノと電子ピアノは全く違うものです。

電子ピアノは非常に便利で楽しい楽器ですが、ピアノ教師としては少し困りものの楽器です。確かにオルガンよりは数段ピアノのタッチに近くなりましたが、電子ピアノで練習している子は指が弱いのですぐわかります。私も夜遅くなど電子ピアノにお世話になるときがあります。ちゃんと指のタッチを音に反映させられるという謳い文句の電子ピアノですが、クレッシェンドもデクレッシェンドも全然変わらなくて腹がたちます。フォルテで弾けば突然車のギアが切り替わるように電気で音が不自然に増幅されて不快です。素人の子供たちでもすぐにわかって、おうちのピアノでは練習にならないと言いだします。途中でアップライトに変更しても以前の弾き癖がなかなか抜けなくて上手にならない子が多いです。アップライトで最初から練習しても指の弱い子はたくさんいるのに、電子ピアノは何おかいわんやです。

話を元に戻しますが、グランドピアノが精密機械なんだそうです。確かに指先の微妙なタッチの差をちゃんと表現できます。私も大学の恩師にレッスンを受ける時、何度かアップライトピアノで指ならしをしてからレッスンに行ったことがあるのですが、意味がないのでやめてしまいました。それほどにグランドピアノとアップライトは違うのです。

私の知り合いで、音大出のお母さまがいらっしゃるご家庭にはグランドピアノとアップライトがあったのですが、そこの子供さんは小学校6年生位からはグランドピアノしか弾かせてもらえませんでした。
何も知らなかった私はぶったまげて、音大受験を決めたとき恩師に、グランドピアノがないのですが。。。と恐る恐る相談したものです。「いいのよお!グランドピアノなんかなくたって」とおっしゃってくださいましたが、今思いだすと、ピアノ科に進んだ人達は子供の時からグランドピアノで練習していた人が多かったなあ。。。。 タイムリーな話だと、ジュネーブ国際音楽コンクールピアノ部門で優勝なさった萩原麻未さんは小学校3年生のときにグランドピアノを買ってもらって、それから恩師も驚くほどめきめき上達したそうです。

今時は家にアップライトを置いているご家庭もすっかり少なくなりましたが、せめてレッスンはグランドピアノを持っている先生のところで受けてほしいような気もします。
(ってこれは私がたまたまグランドピアノを持っているので宣伝目的で書かせていただきました。今時はみんなが同じ方向を追い求める時代ではないので。。。別にナンバーワンでなくていいのだからと歌にもありますし。。。専門家を志して習っているわけではなくて、音楽を楽しみたくてピアノを習っている生徒さん達もたくさんいますし。。。でもグランドピアノはいいですよ!

電子ピアノもピンキリなので、電子ピアノを買い与えてから先生を探すのではなく、先生を決めてから相談なさったらどうでしょう?マンション住まいや転勤族には電子ピアノは非常にありがたいですよね。

マンション住まいで、アップライトに消音装置をつけてお子さんのために買ってあげた親御さんがいました。素質のある子だったし、本物のピアノを準備してもらったこともあって、音大を受験してもおかしくないほど上手になりました。親御さんの理解があって大変恵まれていると言えるでしょう。今の子供達は親が十分買ってあげられるほどの財力があっても、考え方の違いで、子供達にお金をかけない時代になりました。かけないのではなくてピアノ以外のことにお金をかけるようになったのでしょうね。でも、なんでも本物を与えてもらった世代(本物しかない時代だったので、今ほど選択肢がなかった)としてはなんとかわいそうな時代になったのかと嘆きたくなります。

あっ、でも定期的に調律している先生のところで習ってくださいね。この間ピアノ教室の前を通ったら窓が全開でピアノの音がぽんぽん聞こえてきたのですが、すっかり音が狂っているのでびっくりしてしまいました。ホンキートンクそのもの。飲み屋さんなどでわざと雰囲気を出したくて調律しないところはありますが、あんなに狂ったまま生徒に教える度胸にびっくり。調律されてないピアノで耳が訓練されると大変なことになるんですよ。
例えば高校などで合唱部に入ったとします。一人だけ音が違っていて周りの迷惑になるんですね。困ったことに、音の違いを理解させようとして、2種類微妙に違う音程で歌ってあげても聞き分けることができないんですね。だから直すことができないんです。
また耳の悪いバイオリンの先生のところで、耳が育つ小さい時から習った生徒達は一様に音程が悪いんですよね。発表会に行くとすぐわかります。

アップライトで教える教室はグランドで教える教室と月謝が違うか?という質問については、ケースバイケースですとお伝えしておきます。今時ピアノを習う側も教える側もいろいろなタイプの方がいて、それぞれのニーズが折り合うところで契約が成立していると思います。










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