施設紹介:床面積 41.86㎡(23畳)ループカーペット張り
グランドピアノ ヤマハ
電子ピアノ ローランド
駐車場4台
(足りない場合は徒歩3~5分くらいのところに
志家大駐車場(神明町9-10 電話 019-624-5555)
ピアノや英語を習いたくて内部を見学したい方のために少し書いておきます。
内部を見学をするのは自由です。ただ営業時間(火~土 10:00-21:00)以外にご予約なしでいらっしゃられても、こちらにも日々の生活があるので、そういうときには仕事の顔はお見せできないこともあると一言付け加えさせてください。
あみかでは、レッスンの間にのんびり雑談できる部屋はありません。(正確に申し上げると開放していません。子供が一生懸命レッスンしているときに隣の部屋でレッスンにさわるくらいの音量で他の保護者様と会話している人がいらっしゃると、なんだか違和感を感じます。そこらへん今風に言うと昭和なのでしょうね。)
「まあ!ピアノを教えているのに防音室にしていないなんて信じらんなーい?!」という方に。
新築するときにずいぶん検討しましたが、バンドなど、電気が必要な楽器を深夜まで教えるなら必要かもしれないだろうけど、ピアノ教室でわざわざ防音にしたことは、過去20年のキャリアの中でせいぜい1件ですと、ベテラン建築士がおっしゃっていたので、防音にはしませんでした。時代だったのかもしれませんね。最新の住宅もたった5年で時代遅れになるとハウスメーカーの方がおっしゃっていましたから。
それよりも少しでもゆったりした空間を確保することのほうが私にとっては大切なことだったので、そちらを優先させました。42㎡なんて中途半端な空間? まあ教室それぞれに事情があるということで。。。。
でも、この空間を確保できたおかげで、ピアノの伴奏に合わせて部屋中行進したり、英語で簡単な調理実習をしたり、夏にはみんなで一泊英語合宿したり、ちっちゃな発表会を開いたりできています。
⑤過去の変則的活動
'14年夏休み短期留学
日本にいるときにホームステイしていた友人が、アメリカの自宅へ招待してくれたので生徒が単身ホームステイに行ってきます。
今回は大学生なのでかわいい子には旅をさせよと送り出しました。元気で帰ってこ~い。
'13年 7~8月 アメリカ西海岸と南部短期留学
サンフランシスコとアーカンソーのリトルロックにホームステイに生徒達と行ってきました。留学時にお世話になったホストファミリーの病気のお見舞いも兼ねてだったので良い機会でした。日頃の練習を思う存分発揮して。。。といきたいところですが、日頃質問を聞き取って答える訓練しかしていない小学生は、自分の思うことを自分で文にして伝えることはまだできません。それは十分承知でこのホームステイを企画しました。中学に入って全てが忙しくなる前に連れて行くことができて大変良かったと思っています。中学生は学校の宿題を滞在中にこなさなくていけないくて、まさに寝る間もおしんでとなり、かなり苦労しましたね。私側サイドの人間は何事も起こらなかったからいいものの、とんでもない冒険をしたものだねとのことでしたが、私はまた今度も!とやる気満々です。
英語の勉強だけでなく、異文化体験(それも全く異なる2カ所の文化)ができてよかったですね。
あっ、生徒の発音に日本語なまりがないとほめられました。手前味噌ですが、それがあみかの生徒の英語の特徴です。どの先生もほめてくださいます。
暗記だけの英語スピーチコンテストはなんのため?の問い合わせに私の考えることを書きます。
単純に英語学習者のレベルが、文をとっさに自由に組み立てるレベルまで達していないせいで、丸暗記にならざるを得ないだけだと思います。アメリカの大学のスピーチコミュニケーションのクラスで、スピーチは丸暗記をするなと習いました。
しかし、英語が母国語の人達でさえ、中学高校レベルだと作文してそれを丸暗記してスピーチに臨むのが普通です。
にも関わらず日本で英語のスピーチコンテストがあるのは、パフォーマンス能力を高めるためなのではないでしょうか?それとコアとなるような模範スピーチを身体の中に取り込むためではないでしょうか?
言語は暗記しないとどうにもならないところがあるので、ちょうどいい機会だから模範スピーチを暗記して、それを今後のスピーチ、英作文に応用してほしいということだと思います。
私も過去にTOEIC900点(今どき満点をとるヤカラも出てきたし、残念ながら思いきり過去形)とったことはありますが、相変わらず英語はできないままで、映画やスピーチなど見聞きしていて新しく気がついた言い回しなどがあるとメモって暗記しています。
自作の英文スピーチの場合はまた開催趣旨が変わってくるのだと思います。
'12年10月 jack-o'-lanternの作成
jack-o'-lanternはかぼちゃのおばけの名前です。ランタンの一種なのでlanternという言葉が使われています。
日本の緑色のかぼちゃとちがって、オレンジパンプキンは果物ナイフで簡単にくりぬけます。くりぬいた後にろうそくをともすと下の写真のようになります。所要時間は20分かな?アメリカに住んでいたときは普通に毎年作っていましたが、日本に帰ってからはめんどくさがって作っていなかったのですが、今年は生徒さんが生のかぼちゃをプレゼントしてくれたのでやってみました。おためしあれ。
'10年 3月 春休み英語キャンプに参加
今時は日本国内でもあちこちで英語キャンプが行われるようになりました。レベルも初級者から上級者までいろいろ選べる時代になってきました。海外に行かなくともそれらしい気分を味わえるのはありがたいことです。
英語が話せても話せなくとも英語学習の動機づけになってくれればと声をかけたところ参加したい生徒がいたので、私も付き添いがてら様子を見てきました。少しでも保護者様の負担を軽くすることと、英語が話せたらもっと楽しくなると感じてもらえることが目的です。中学に上がってめちゃくちゃ忙しくなる前に疑似異文化体験ができて本当によかったと思っています。後は日本文化のサポートをすればバランスがとれるかな?
語学キャンプに明るい保護者様がいらっしゃって、その方々からいろいろ情報収集もできたのでよかったです。とてもいいキャンプだとおっしゃっていました。偶然全国版の教育雑誌の取材も行われていました。どこのキャンプかって?あみかで習ってくださったらお教えいたしますね~(営業営業!)
⑥ブログ
9 年末年始のご挨拶 [2012 12-30]
今週は追加レッスンの生徒も入れると29日まで年内最後のレッスンが続くとあって、日頃あまりお会いする機会のないお家の方々が次々とご挨拶にいらしてくださいました。私もこの1年間の感謝の気持ちをお伝えすることもできましたし、日頃のレッスンの様子など報告できました。
子供さんの年齢にもよりますし、先生によってレッスン形態はいろいろですが、私はレッスンの様子をご覧いただけると、私の仕事ぶりもご覧いただけますし、生徒さんもとても頑張るので、大変よいことだと思っています。年末年始に限らずどうぞいつでも遠慮なくご覧いただけたらと思います。
最近は1年の締めくくり/年の始めという感覚がなくなりつつあるようで、お正月もとりたてて特別な意味はなくなる傾向にあるようです。コンビニはもちろん、スーパーも三が日休むことはなくなりましたし、初売りも元日から行うところが増えました。ほとんど日常と変わらないので、当然そういう感覚も薄れていくのでしょう。
そんな中、私が古風なタイプと察してか、先輩保護者が伝承なさるのか、皆様年末年始のいずれかにいらしてくださって、大変ありがたいことです。(こうやって書くから無言の圧力を感じてきてくださるのか?でも公のサイトに書くのは初めてですが)
お歳暮やお中元は私にとってはボーナスです。出る会社もありますし、出ない会社もあります。社員募集に応募するときにボーナスが出るか否かを訊く人はいますが、新しい生徒さんがお習いになるときにそんな話をする先生は皆無でしょう。お中元お歳暮は現金か商品券でと指定する先生は存在しますが!!もちろんあみかではそんなことはしていませんのでご安心を!
今年は手術でご心配をおかけしましたが、英語の弁論大会で入賞するような結果も出すことができてほっと胸をなでおろしております。年明けにはピアノの検定試験もあるせいか、発表会のとき以上に生徒たちは張り切っています。日頃の練習のときにやらされている感の強い生徒も今回は頑張っているので少しびっくりですが、成長したということなのでしょうね。来年も子供たちが自発的にがんばりたくなるようなことをご提案できるように工夫していきたいと思います。今年一年あみかのご利用ありがとうございました。年明けも4日からありますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
8 ベテランお母さん パート2 自分でする [2012-12-04]
今日は今年5月の日記に続いて私が共感するお母さまを一人紹介しよう。
そこのお母さまは小学校4年生の子供に休みや遅刻の電話連絡を自分でさせる。私は日頃時間がかかっても子供自身にさせることが大切だと思っているので、子供が電話をかけてくることにとても好感を持つ。最初は生徒がどきどきしている様子が伝わってきてがんばれーと心の中で応援しながら、多少会話を誘導することもあったが、最近は安心して聞いていられるようになってきた。反復練習が上達につながるのは別に勉強だけではない。最近は何でも親が先回りしてやってしまって、いつまでたっても何もできない子供が多いような気がするので、本当にここのおうちの方針には共感する限りだ。
よく新人社会人が電話のかけかたも知らないと私も含め大人はぼやくが、経験させてきてないまま大人になってしまったのだから、何も教わらないまま大人になった人間を責めるわけにもいかないだろう。(ばかじゃないんだから何も教わらなくたって自分で見ていたらわかるだろう。。。というご意見にも強く共感するが)
私が子供の頃は子供自身が電話連絡をするのは当たり前で、親が電話したりするとかえって過保護とか甘やかしているとか言われて恥ずかしいことと考える人が多かったが、今では親の連絡が増えてきて当たり前と言ってもいいくらいだ。(そういう親を持つ子供が大人になって新型鬱になっているケースは、今年4月の日記に書いたので参考にしてもらいたい)時代の流れだから私もいつまでも昔のやりかたにしがみついて強要するつもりもない。
しかし、私自身、小学生のときはずる休みの電話をしたりして、先生に見破られて注意されたり、うっかり時間変更のレッスンをすっぽかしてしまって、お詫びの電話を入れたりすることで、家の外で話す時の口のききかたであるとか、物の頼み方、謝り方等など、いろいろと練習させてもらった。電話だと相手の声音がわかるので、気持ちがダイレクトに伝わってくる。そのやりとりが成長させてくれるのだと考えている。メールは一方的に送りつけるだけだからお気楽だ。
可愛い子には旅をさせよというではないか。虎は我が子を谷に突き落とすというではないか。突き落とさなくてもいいから、いろいろと日々の営みをもっとやらせてあげてほしいと感じる。
7 ハロウィンにめぐらす思い色々[2012-11-15]
日本の10月の行事を英語で説明するように高校生に指示したら、ハロウィンを説明してくれた。思えばこの世代が幼稚園のときに私はハロウィンパーティをしていたのだから、考えれば当り前のことであった。
さて、毎回ハロウィンの度に感じることがある。trick or treatについてである。アメリカでは子供達が近所を回って家の人が出てきたらこの言葉を言うのである。大人はお菓子を袋に入れてくれ、子供達は礼を言って次へと向かう。
小学校中学年位までは親が付き添うので、大げさな言い方だが、社会で必要なコミュニケーションスキルを学ぶのである。
私がお世話になった家の子も母親と私に付き添われて出かけたが、恥ずかしがりやで肝心のフレーズが出てこない。「自分で言わなきゃお菓子は手に入らないのよ。ほしいならはっきりとお家の人に伝えなさい」と励まされていた。
アメリカでは小さい時から、自分の言葉でお願いすることを徹底している。The squeaky wheel gets the oil. (キーキー言うタイヤは油を注してもらえる)なのだ。また礼を言うのは日本でも同じだが、米国では親子間でも徹底している。小一になるまでには、どんなに恥ずかしがり屋の子でもpleaseとthank
youは言えるようになっている。
さて、日本の子供達はどうだろう?基本同じだとは思うがなかなかはっきり言える子は少ない。黙っていても大人が察してやってくれるので、何も言う必要がないのである。もっとも、日本のハロウィンイベントは幼児がほとんどだし、卒なく会が終了すればそれでいいわけだし、トゥリッカトゥリートは意味のない音であろうから、大きな声で言えるかどうかはどうでもいいことかも等々。。。
バスを降りるときに、感謝の言葉を運転手さんに発して降りる乗客は年代を問わず減ったような気がする。お水を持ってきたくれた店員に礼をはっきり言うお客さんは50%いるだろうか?ファストフードで注文の品を受け取るときに礼を言う人もどれ位いるだろう?文化の違いだから、日本ではその程度では声に出しては言わないのかもしれない?言ったら自分も相手も気持ち良くなれるだろうに。
最後に唐突だが、友達がアメリカのハロウィンを称して「甘いモンくれよぉ。イヤだってんなら、こちとら最終兵器あるぜぃ"などと恐喝まがいのセリフで、子どもたちに他人宅を訪問させるとは!! 侵略訓練か!?」とジョーク飛ばした。妙に納得するものがある。
6岩手県高校生英語弁論大会の感想&あみかの宣伝[2012-10-27]
今時は昔とちがって照れずに英語の音をまねる子が多くて、きれいに発音できる子が増えたと思っていましたが、それは私の勝手な思い込みであることがわかりました。確かに英語人口の頂点のレベルは上がったと思えるほどすばらしいスピーチもありましたが、すそ野は相変わらずコテコテの日本語なまりで、今時まだこんなに強いなまりで話す人がいるんだと驚かされるほどでした。
大会に参加する生徒達が何を思って大会に参加するのかも、指導する側の思惑もいろいろ見え隠れして、感想を書きだすと非常に長いエッセイが書けそうなので、それについてはまたの機会に触れることとして、今日は発音に限って感想を書きたいと思います。
子音に関しては全体的にレベルが上がったと思いました。昔よく話題になったB&V, L&R, S&TH は昔ほどすごい発音の生徒は少なくなったように思います。問題は母音です。どうしても「あいうえお」のどれかに直してしまっている生徒が多かったように思います。
また、つづりに影響を受けて、まちがった読みのままになっていることも多かったように思います。例えば、thoughtです。-ou-の部分は米語だとオとアの中間の音のまままっすぐ伸ばすのですが、どうしてもソウトゥと読みたくなってしまうようでした。becauseもビコウズと発音している人が多くいました。母音がきちんと言い分けられるようになると英語の発音ももっとよくなるのですが。。。
この微妙な音を聞き分けられるのが、良い耳を持った人達なのですが、昔から、音楽をやる人達は英語の発音がいいことになっているのです。耳がいいからなのでしょうね。特に小学校に上がる前からピアノなどを習っていると、英語の発音も変わってくるのです。ご存知でしたでしょうか?こんなところにもピアノのレッスンって貢献しているんですよ。
自分の耳の性能がよくないと感じた時は、発音記号を読めるようにすると発音の改善に役に立ちます。聞き分けられなくとも目で確認することによって気がつくことはたくさんあります。あみかでは小学校のときからフォニックスと並行して発音記号もお教えしています。私自身リエゾンのしかたも系統だって学習しましたし、アメリカにいるときに訛りを矯正するクラスも受けましたから、みなさんのお役にたてることと思います。日本人のなまりを矯正する教材も現地で買ってきました。おもしろいので、南部なまりやスペイン系のなまりの教材も買ってきました。ハリウッドの俳優用にそんな本があるんです。こんなところが学校の英語ではカバーできないところだと思っています。
5「生」の意味[2012-09-13]
最近はインターネットなどのおかげで、生身の人間のレッスンを受けなくてもよくなりましたが、もっと「生」のレッスンで五感を使ってレッスンを受けてもらいたいと思います。何度でも提案し続ける理由は、「生」に勝るものはないと再認識するできごとがあったからです。
それは私の入院でした。英語の暗記課題を出しておいたのですが、入院中は、生徒はCDを聞きながら練習するしかありません。休み明けに暗記のチェックをしたのですが、暗記自体は問題ありませんでしたが、あんなに上手だった発音がすっかり日本語なまりに戻っていました。そのクラスはまだビギナーの域を出ないので、もう少し長く習っていて単語レベルの発音は問題なく発音できるレベルまでに達しているクラスに比べて、まだまだ確実性に欠けていたのです。元々ピアノも習っていて耳がとても良いことと、口先が器用で、お手本をそっくりそのまま真似できる子の多い優秀なクラスでした。まだ英語はほとんど読めないので、CDを真似するしか練習する方法がなかったはずです。
お伝えしたいのは、それほどにCDをまねるだけでは限界があるということです。まだ英語が読めないせいで、頼れるのは自分の持っている「聴覚」だけです。DVDでしたら、「視覚」も加わるのでもう少し変わったのかもしれませんが、それでも「生」のレッスンで、先生の口元を見て、生の音を聴いて、実際に真似をして、直してもらう。。。先生の表情や語気に注意しながら、良い意味での緊張をしながらレッスンを受けるのとはびっくりするほどの開きでした。(コンピュータと将棋をするのと、生の人間と将棋をするのでは、脳の働きが全く違うのは周知の事実ですね)
これを日々積み重ねているのであれば1年もたてば大きな開きになるでしょう。幸いにして、通常のお盆休みを含む2週間の休みで仕事に復帰できたので、すぐに勘はとりもどしてくれましたが、つくづく生のレッスンは大切だと感じるできごととなりました。
生ジュース、生ビール、生野菜、生ハム、生チョコ、生クリーム、生放送、生演奏、生足(?)、どれもこれに勝るものはないというものばかりですね。
もっと、生身の人間対人間のレッスンを大切にしてもらいたいものだと思います。
4夏休みの過ごし方[2012-07-25]
最近はピアノ教師が自分に関係する演奏会関係のチケットを門下生に負担させることは少なくなってきているようだ。しかしながら、そのせいもあってか子供達が演奏会に足を運ぶ機会は減っているようにも感じられる。それをふまえて夏休みは是非演奏会に行って欲しいものだ。
以前は恩師がリサイタルを開くような場合、門下生はチケットを数十枚割り当てられるものであった。要領のいい人は売りさばくし、友人関係が壊れるなどと懸念する人はチケット代は自己負担して無料で配ったりすることが多かった。私の恩師のように生徒に負担させない先生もおられたが、そういうタイプの先生は現代に比べれば少なかったような気がする。
しかし、同じ理由で、ピアノを習っている子供達は今より演奏会に行く機会が多かった。恩師のリサイタル、恩師が属している協会の音楽会・勉強会のたびに、チケットが回ってくるわけであるが、今ほど娯楽があるわけでもなかったし、勉強でもあるし、生徒達も音楽会にせっせと足を運んだものだ。大学の時に、月に何回演奏会に行くかの問いかけに、月に3回以上足を運ぶ学生がたくさんいて、教授が大変喜んでいらしたのを記憶している。
私自身盛岡に帰ってからは、県民会館やマリオスに行ってはちらしをもらってきて生徒に配る。少しでも生の音楽に触れてほしいからであるが、果たして行ってくれているかどうかは、発表会のときくらいしかお会いしない保護者もおられるので、正確な数は把握していない。
この間の演奏会行ってみた?とさらりと聞いてみるが、中には演奏会らしい演奏会に一度も行ったことがない生徒もいる。びっくりだがチケットを強制的に購入させて行かせるわけにもいかない。(というかしたくない)
季節は夏休み。音楽雑誌を見ると、関東や音楽教育が盛んな地域では、色々なセミナー、ワークショップが目白押しだ。安価な運賃で、著名な音楽家の教育が受けられる会場までたどりつけること、子供達のモチベーションを刺激する要素がいっぱい転がっている環境は、地方にいるとうらやましい。
最近は、学校の勉強が忙しくて演奏会どころでない生徒が多いようだが、せめて長期の休みのときくらいは、演奏会に行ってみるなど、普段忙しくてできないものにとりくんでもらいたい。別に演奏会でなくても、レンタルCDを借りてきて聞きまくるのもよし、you
tubeですばらしい演奏を見るのもよし、お金をかけなくてもできることはいろいろある。
震災復興、リーマンショック以来の不況でそれどころでないのも十分理解できる。しかし、子育ては何人子供がいようとも、一人に対し1回しかできない。大切な時期を大切に過ごしてほしいものだ。
3Time flies.[2012-06-27]
このサイトはピアノに関係する人が多く閲覧なさるところだと思いますが、たまたまうちの教室は英語も教えているので、今日は英語の話をしようと思います。
先日ホームパーティの準備で、留学中によく飲んでいたアメリカの粉末ジュースを話の種に個人輸入しました。
日本はお味噌汁があるせいか、食後にお茶を飲むことはあっても食事中に飲む習慣はない方が多いと思いますが、アメリカの食事は汁ものを必ず準備するわけではないので、食事時に各自飲み物を準備するのです。
最近では日本人でも食事のときに、ジュースや炭酸飲料を飲む人が増えたようですが、砂糖のいっぱい入ったコーラやジュースを片手に食事をする光景はちょっとしたカルチャーショックでした。
その中でそのジュースはなかなか自然な味でお気に入りだったのですが、ちょうど英語のレッスンで食卓の準備をする内容にさしかかったので、そのジュースをふるまうことにしました。
ちょうど未開封で、子供達は説明書を読めないとどうやったらいいのかわかりません。日本の1カップとアメリカの1カップは若干量が違うので、単位の勉強もできるしいい勉強になるとひそかに思って、子供達と一緒に解読、無事口にすることができました。そこで子供達がめずらしがってくれるのを期待していたのですが、日本のものと変わらな~いとのこと。
そのときやっと気がついたのです。ああ、そういえば、当時日本にはオレンジジュースはなかったんだと。
いったい私はいつの時代の人だと思うでしょう?20年~30年前はオレンジジュースは少なかったのです。たいていみかんジュースでしたし、オレンジジュースと謳っていてもみかんジュースで割っていたりしたものです。
アメリカに行って、オレンジジュースは日本のものと違ってめちゃくちゃおいしいと思ったものでした。特にフロリダ産のオレンジジュースは特別に甘くて、ずいぶんこだわってフロリダ産を選んだものでした。
ここ最近オレンジジュースはこんなもんだと思いながら飲んでいた私でしたが、こんなところで時の流れを感じてしまった出来事でした。
異文化学習のつもりだったのに、ちょっとうらめしい。。。
2ベテランお母さん[2012-05-22]
先日ひさしぶりにお母様の見事な叱りっぷりに遭遇しました。
めりはりの利いた躾が子供を育てると私は再認識できましたが、現代のお母様達には、どう映るのでしょうか?
小2のA子ちゃんは2週続けて楽譜一式を忘れてきました。
私が子供の時は、先生に断って20分休みに学校の忘れ物を取りに家に戻ったものです。片道徒歩15分の道を全速力で走ると往復で20分、3時間目にはなんとか間に合いました。
A子ちゃんの学校までは徒歩で5分、忘れ物を取りに戻そうかと思いましたが、今時は危険ということで学校から外に出すことはあり得ない時代なようですし、楽譜がなくともできることを教える日にしました。
お母様がお迎えにいらしたのでその旨説明しました。
お母様は私にはすみませんと詫びてから、子供に向かって、「2回続けて忘れるなんてあり得ないことです。どうしたら忘れないようにできるのか自分で考えなさい。自分で解決法を探さないといつまでも同じことを繰り返しますよ」ときちんとした口調で、でも諭すようにおっしゃいました。
まあいっかあ、仕方ない、毎回注意していたらいつかは学習してくれるだろう程度にのんびり構えていた私ははっとしました。
そうっ!これが本来の躾だ!
ここ数年モンスターペアレンツの話を聞くようになって以来、ほとんど「叱る」という方法を無意識のうちに封印している自分に気が付きました。
悪い時は悪いと真剣に真正面から向き合って教えることが大切と教わりました。ペットと人間様の躾がいっしょなはずがないと、ご気分を悪くなさる保護者が増えたので、ここでその例えを出すのもどうかと思うのですが、ペットの躾はできた時には間髪をいれずほめてあげること、また悪いことをしたときには、やはりその場で、笑わないで本気で叱ることが大切と言われていました。今も変わらないのではないでしょうか?
それがここ5年位の間に、子供に向かってそんなにむきになったって。。。 叱ったら子供は委縮するばかり。。。 大きくなったらそんなことほっといてもわかるようになるよ。。。
などなど言われるになってきました。
子供だからそんなにむきになる必要があるのですよね?
叱ってばかりいたら子供は委縮しますが、ときどき叱るのは効果的ではありませんか?
教えられないまま身体ばかりが大きくなって、こんなこともわからないの?と思わせるようない大人が増えましたね?
(私のことは棚に置いてま~す)
褒めるだけで子供が育つならみんな苦労していません。褒めてみたり、叱ってみたり、ほっておいてみたり、色々な方法を使ってみても親の思うようにはならないのが子育てではないのですか?
封印していた方法、また使ってみようっかな。。。と思わせてくれる、凛としてあっぱれな叱りっぷりでした。
1新型鬱の特集を見て[2012-04-30]
最近、仕事となると従来型鬱と同じ症状が出て、プライベートの遊びとなると普通に元気に遊べるような、新しいタイプの鬱が出てきたとのこと。
親との必要以上の癒着が見られ、会社と本人の連絡の間に親が入ることも非常に多いのが特徴の1つだと言っていた。
また、子供が育つ過程でぶつかる障害を取り除いてきたことが、逆に「打たれ弱い人間」を作り上げているのではないかという指摘。
時代が違うのかもしれないが、私の小学時代は毎レッスンごとに、どうやってさぼろうかとそれらしい理由を考えるのに必死で、先生に直接電話連絡をして、口のきき方を注意され、ドタキャンを注意され、休みすぎを注意され、健康管理を注意されたものだった。
大人になってみると、子供のうそはバレバレで、恩師も当然わかっていたであろうに、それを親に連絡しなかったのは、逃げ道を作ってあげていたということだったのかと解釈している。
電話で休むことを伝えれば先生の声は険しいものになり、それを察して、色々反省すること考えることは子供ながらにあったものだし、今思えば、そういうことを通してコミュニケーション能力は現代の子供達よりは訓練されたのかなという気がする。
子供に良かれと思ってしてあげることが、自ら経験して成長するチャンスをうばってしまっていることにもっと気づいてほしいと思う番組であった。